酒田消防 気管チューブを食道に誤挿管

酒田地区広域行政組合消防本部は、心肺停止の状態だった80代の男性を救急搬送する際、救急救命士が気管に入れるべきチューブを誤って食道に入れるミスがあったと発表しました。

消防によりますとおとといの夜、酒田市内の80代の男性が自宅寝室で呼吸困難が続いたため、家族が消防に通報。

およそ10分後に救急隊が到着しましたが、その時点で男性は心肺停止の状態でした。

そして病院へ搬送する際、救急救命士が酸素を送り込むためのチューブを、気管ではなく誤って食道に入れるミスがあったということです。

男性は搬送先の病院で死亡が確認されましたが、医師への聞き取りの結果、今回のミスと死亡との因果関係はないとみられています。

斉藤政晴消防長は「亡くなられた方とご家族の方に深くお詫び申し上げます。職員一丸となって再発防止に取り組みます」とコメントしています。

© 株式会社山形テレビ