青森ねぶた最終日、花火大会は2尺玉など1万発 大型4台が海上運行

 青森ねぶた祭最終日の8月7日夜、青森市の青い海公園で行う青森花火大会(同大会実行委員会、荒谷達也実行委員長=東奥日報社取締役事業局長)と、ねぶた海上運行(青森ねぶた祭海上運行委員会、高橋修一委員長=青森マリーナ顧問)の両主催者が27日、青森市のホテル青森で合同会議を開き、今年の事業内容を申し合わせた。第70回の節目となる花火大会は大型の2尺玉を含む約1万発を打ち上げる予定。海上運行に参加する大型ねぶたは、昨年同様の4台となる。

 有料観覧席は、同公園と同公園西側、青森港新中央埠頭(ふとう)の3エリアに、ねぶたの海上運行を近くで見ることができるS席とA席の2種類を配置。県民限定のインターネット先行予約は今月20日で受け付け終了。7月1日に当落をメールで通知する予定だ。個人向けのチケットは同8日から一斉発売。大会公式サイトや電話(017-718-5544)、ローソンチケットなど非接触方式で販売する。

 海上運行に参加する大型ねぶたは、ねぶた大賞、知事賞、市長賞、推薦団体の4台となる。

 合同会議には両主催者や警察、海上保安部などの関係者が出席。荒谷実行委員長は「インバウンド(訪日客)需要もあり、ねぶた祭と相まって(花火大会は)青森の観光コンテンツとして定着した。団体予約、県民予約が昨年よりも増えている」と紹介。高橋委員長は「安全を最優先にしながらも、皆さんに楽しんでもらえる海上運行と花火大会にしたい」と協力を呼びかけた。

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