5月の有効求人倍率、1.24倍 2カ月連続低下、求職増で

 厚生労働省が28日発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月を0.02ポイント下回る1.24倍で、2カ月連続で低下した。求職の増加が求人の増加を上回ったためで、厚労省の担当者は「より良い処遇を求めて転職や副業を始める人が増えている」とみている。

 総務省が同日発表した5月の完全失業率(同)は、前月と同じ2.6%だった。男女別の失業率は、男性が前月比0.1ポイント悪化の2.9%で、女性は0.1ポイント改善の2.3%。完全失業者数は前年同月比5万人増の193万人だった。

 就業者数は前年同月比21万人増の6766万人で、22カ月連続増となった。

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