静岡県 相次いで「線状降水帯」発生 命を守る行動を

気象庁は、静岡県で線状降水帯が発生したとして、
きょう28日(金)午前10時47分、11時17分と相次いで
「顕著な大雨に関する情報」を発表しました。

静岡県では、命に危険がおよぶ土砂災害や洪水の発生の危険度が急激に高まっています。

午前11時現在の土砂災害のキキクル(危険度分布図)を見てみると、
静岡県浜松市の浜名区や中央区、磐田市、森町などで
紫色の表示となっており、
警戒レベル4相当「危険」となっています。

崖や山からは離れて、安全な所で過ごすようにしてください。
大雨が降って、周りの状況が悪くなってからの避難は
かえって危険ですので、家の中でも
2階以上の崖から離れた部屋などで過ごすようにしてください。

また、川も増水し、洪水の危険度も上がっています。
キキクルで見てみると、浜松市を流れる天竜川や、
静岡市内の川でも氾濫危険水位まで水位が上がっており、
紫色の警戒レベル4「危険」の所があります。

上流で降った雨がこの後、下流へ流れ込み、
あまり雨が降っていない所でも急に増水する可能性があります。

大雨で川の様子が気になる方もいらっしゃると思いますが、
川や田んぼの様子は見に行かないようにしてください。

川の防災で平常時とリアルタイムの川の様子を見ることができます。

このあとの静岡県の雨の予想ですが、
きょうの夕方までは非常に激しい雨が降り、
同じような所で雨の降る恐れがあります。

今夜には大雨の峠は越えますが、
あすの明け方までは雨で、局地的には激しく降る恐れがあります。

今後も自治体の避難情報などを確認しながら、命を守る行動をし、
最新の雨の情報にも十分にご注意ください。

© 株式会社サニースポット