ASUS、Mini LEDバックライト搭載のクリエイター向け4K HDR液晶ディスプレイ「PA32UCXR」

ASUS JAPANは、クリエイター向けブランド “ProArt” から、Mini LEDバックライト採用の32型4K HDR液晶ディスプレイ「ProArt Display PA32UCXR」を7月12日に発売する。価格はオープンだが、市場では税込548,820円前後での実売が予想される。予約は本日6月28日より受け付ける。

「ProArt Display PA32UCXR」

小型LEDを高密度で配置することで再現性と輝度を向上させる、Mini LEDバックライトを採用した4K液晶ディスプレイ。バックライト寿命や消費電力も改善したほか、バックライトを2304ゾーンに分割しそれぞれ独立して制御するローカルディミングによりコントラストも高め、映像が切り替わる際のチラつきを最小限に抑えたとする。

アスペクト比は16:9、視野角は上下左右178度。最大輝度は1000cd/m(標準)/1600cd/m(HDR)、コントラスト比は1000:1(標準)/1000000:1(HDR)、応答速度は5ms GTG、リフレッシュレートは60Hz。

色域は、DCI-P3 97%、Adobe RGB 99%、sRGB 100%、Rec.709 100%、Rec.2020 87%をカバーし、Delta E<1の高い色精度を実現。HLG/HDR10/Dolby Vision(後日アップデートにより対応)といったHDRフォーマットもサポートし、DisplayHDR 1400認証を取得する。

すべての製品に対して工場出荷前キャリブレーションを実施する上、内蔵カラーメーターによるセルフキャリブレーションが可能。OSDメニューからスケジュールを設定することで、指定した時間にキャリブレーションを自動的に実行し、色の正確性を保つことができる。

設定した時間に自動セルフキャリブレーションが可能

インターフェースは、Thunderbolt 4×2/HDMI 2.0×2/DisplayPort1.4×1、を搭載。最大4つの入力を同時に表示するPbP(Picture-by-Picture)、2つ目の入力を小さな窓で表示するPiP(Picture-in-Picture)、Thunderbolt経由で複数のディスプレイを連結するデイジーチェーンなどにも対応する。ほか、USB Type-Cハブ(USB3.2)も備える。

入出力端子

表示機能として、照明の明るさまたはモニター前のユーザーを認識して自動的に輝度調整するインテリジェントセンサーを搭載。音声面では3W+3Wのスピーカー、および3.5mmヘッドホン出力を内蔵する。スタンドは-5~23度のチルト、左右30度のスイーベル、90度のピボット、100mm幅の高さ調整に対応する。スタンド含む外形寸法は727W×601H×245Dmm、質量は13.8kg。

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