バイデン氏、発話に苦慮する場面 米大統領選討論会

質問に答える途中でいったん止まるバイデン氏=27日/Austin Steele/CNN

(CNN) 27日夜に行われたCNN主催の米大統領選討論会の冒頭、バイデン大統領が発話に苦慮する様子が複数回みられた。

バイデン氏は咳(せき)払いをしたり、咳込んだりする場面が何度もあった。これについて主治医は以前、胃酸の逆流によるものだとの見解を示していた。

主治医のケビン・オコナー医師は2月の健康診断後のメモで、バイデン氏は「胃食道逆流症の症状が時折見られ、頻繁に咳払いをする必要がある」と述べていた。

これらの症状は「通常、食後に悪化する」といい、バイデン氏は午前に「ペプシド」、夜に「ネキシウム」と呼ばれる薬を服用しているという。

バイデン氏は吃音(きつおん)に悩まされる場面もみられた。バイデン氏は吃音を公に認めており、このことは同氏に深い影響を及ぼしてきた。

バイデン氏は2020年2月に行われたCNN主催の対話集会で、「今でも時折、本当に疲れたとき」には吃音が出ると説明。「知能指数(IQ)には何の関係もない。その人の知性とは何の関係もない」などと述べていた。

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