WOWOWプライムでは6月30日に、KAT-TUN・亀梨和也が主演を務める連続ドラマW「ゲームの名は誘拐」（日曜午後10：00）の最終話を放送・配信。究極の“誘拐ゲーム”のラストは、誘拐犯・亀梨、共犯者・見上愛、最恐の敵・渡部篤郎が一堂に会するドラマオリジナルのストーリーとして展開。「終盤がこの物語の魅力の大部分でもある」と話す亀梨より、コメントが届いた。
「ゲームの名は誘拐」の原作は、2002年に刊行された東野圭吾氏の同名ミステリー小説。03年に実写映画化され、20年には本作を原案としたドラマが中国で制作されるなど、長年にわたり多くのファンを魅了してきた人気作でもある。
広告代理店の敏腕プランナーである佐久間駿介（亀梨）が、手掛けていた大型プロジェクトから突如降板させられたことを機に、自分を引きずり下ろした大手自動車メーカー「日星自動車」の副社長・葛城勝俊（渡部）に一矢報いることを決意。そして、葛木の娘・樹理（見上）と共謀して狂言誘拐を企てる。佐久間と葛城の一進一退の“攻防戦”、誘拐犯・佐久間と共犯者・樹理との間で育まれるいびつで危険な“恋愛模様”、完璧だったはずの佐久間の誘拐ゲームに待ち受ける、すべてが覆る衝撃のラストが見どころとなる。
最終話では、これまで共犯者として共に狂言誘拐を繰り広げてきた樹理の衝撃の事実を目の当たりにし、自分が樹理と葛城の手のひらの上で転がされていたと知った佐久間の“起死回生をかけた究極の一手”が描かれる。
その最大の山場となるのが、葛城が副社長を務める日星自動車の新車発表会のシーン。全4話を通して、最初で最後に亀梨・見上・渡部のメインキャスト3人が集結する重要なシーンの撮影は、昨年11月に、とある大型ホールに多くのエキストラを集めて、丸一日をかけて撮影された。
監督との念入りなディスカッションののち、見せ場である長ゼリフに佐久間の心情を丁寧に載せながら演じる亀梨。一方の渡部も、葛城として時に声を荒げながら、佐久間との最後の対峙（たいじ）シーンに真正面から挑んでいく。そんな中、亀梨が、記者役のエキストラに向けて、「皆さん、これは世の中が注目している事件の当事者がいる会見です」と、率先してシーンの状況を説明する場面もあり、一気に場の空気に熱が入る。
それを見守る見上も含め、役者陣の思いが詰まった最終話の最重要シーンが完成していった。佐久間が誘拐ゲームを通じて見つけた“守りたいもの”のために選ぶ“ゲームのラスト”とは…。ドラマオリジナルで描かれる最終話の展開に注目だ。
亀梨は最終話の放送を目前に控え、「『ゲームの名は誘拐』を、ここまでたくさんの方々に見ていただけたようで、非常にうれしく思っております。以前の『正体』（22年）も同時に楽しんでいただけて、改めて連続ドラマWの作品の中で自分が過ごさせてもらった時間がすごくいい時間だったなと感じています」と感謝を述べた。さらに「最終話では、佐久間、樹理、葛城が初めて一堂に会す物語最大の山場が訪れます。撮影時は、各キャストそれぞれの持ち回りの役割が多かったので、あまり雑談などたくさんお話しした記憶はないのですが、とにかく細かいニュアンスのやり合いでもあったりしたので、オン・オフをしっかりつけて、オフの部分でも緊張感も持ちながら過ごしていたのを覚えています」と、撮影時のエピソードを明かした。
視聴者に向けて「原作・台本を読んだときに、終盤がこの物語の魅力の大部分でもあると感じていたので、とにかく物語に身を委ねていただけたら、最後まで非常に楽しんでいただける最終話になっているかと思います。ぜひ楽しんでご覧ください」とメッセージを寄せている。
