辺野古埋め立て土砂を運ぶダンプにひかれ警備員が死亡 抗議中の市民は足を骨折 沖縄・名護市の安和桟橋【動画あり】

 28日午前10時ごろ、沖縄県名護市辺野古の新基地建設に使う土砂を搬出する同市の安和桟橋で、土砂を積むために港の出口を出たダンプが抗議活動中の市民と民間の警備員の2人をひいた。名護市消防本部や沖縄県警名護署によると、ダンプにひかれた70代女性と警備員の40代男性が同市内の病院に搬送されたが、男性は搬送先の病院で死亡が確認された。女性は足を骨折するなどのけがを負った。

事故を起こしたダンプ=27日午前11時3分、沖縄県名護市の安和桟橋

 通報者によるとダンプが道路を左折した際、牛歩をしていた女性と警備に当たっていた男性がひかれた。

 現場は安和桟橋の出口で、事故当時は3人が抗議活動中だった。規制線が張られ、機動隊が警戒に当たっている。同署が現場検証を行い、詳しい事故原因を調べている。

規制線が張られた事故現場=28日午前11時、名護市の安和桟橋

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