線状降水帯発生のおそれなくなる 28日夜はじめごろにかけて大雨か【熊本】

県内で線状降水帯が発生するおそれはなくなりましたが、28日夜はじめごろにかけて大雨となるおそれがあります。

【堂前泉紀 記者】
「熊本市中央区です。徐々に雨脚が強まってきて道路が波打っているようです」

低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が非常に不安定となったため、28日阿蘇市乙姫では午前8時すぎまでの1時間に42.5ミリの
激しい雨を観測しました。

また、26日の降り始めからの雨量は、阿蘇市乙姫で160ミリを超えています。

気象台によりますと、線状降水帯が発生するおそれはなくなったものの28日夜はじめごろにかけて雷を伴った激しい雨が降るおそれがあるということです。

予想雨量は多いところで1時間に40ミリ、29日正午までの24時間に100ミリとなっています。

土砂災害に十分注意し低い土地の浸水と河川の増水、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

この雨の影響で、JR豊肥線の一部で運休や遅れが発生し、肥後大津駅と豊後竹田駅の間では現在も運転を見合わせています。また鹿児島本線も荒尾駅と熊本駅の間で運転を見合わせています。玉名駅では、運転再開を待つ人たちの姿が見られました。【学生】「だいたい1時間くらい待っている」「遅刻です、早く動いてほしい」

© テレビ熊本