通帳のウェブ移行で「サンキュー」、寄付金を園芸博に活用 横浜銀行と横浜市が協定

脱炭素社会の実現に向けて連携協定を結んだ片岡頭取(左)と山中市長=横浜市役所

 横浜銀行(横浜市西区)は27日、脱炭素社会の実現に向けて横浜市と連携協定を結んだ。第1弾として7月1日から11月末まで、同行の口座を持つ個人が紙の通帳からウェブ口座に切り替えた場合、1件につき39(サンキュー)円を市に寄付するキャンペーンを展開。ペーパーレス化を加速し、環境負荷の軽減を図る。

 同行によると、個人の口座数約500万件のうち、ウェブ口座の開設数は2割強となっている。紙の通帳は1冊作製するたびに56グラムほどの二酸化炭素(CO2)を排出するといい、ウェブ口座への移行によって新規発行数を抑制したい考えだ。キャンペーン中の5カ月間で、杉100本分の年間CO2吸収量に相当する2万5千件の切り替えを目指す。

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