梅雨の神戸・六甲山地に「雲海」 山肌と高層ビルにたなびく雲、水墨の世界

六甲山にかかった低い雲が雲海のように広がった=28日午前、神戸市中央区から望む

 六甲に「雲海」-。兵庫県内に朝方にかけて雨が降った28日午前、神戸市中央区の神戸ハーバーランドから北東方面を望むと、六甲山地を取り囲むような低い長大な雲がみられた。山並みの濃緑をバックに、雲海のようにも水墨画のようにも映る。流れるスピードは速く、時折、高層ビルの最上階部にもかかるなど、その表情は刻一刻と変わった。(笠原次郎)

© 株式会社神戸新聞社