【カブス】今永昇太 球宴への胸中吐露「手に届くならば目指さないと」「それは2番目の目標」

カブスの今永昇太(ロイター=USA TODAY Sports)

カブスの今永昇太投手(30)が27日(日本時間28日)、先発して6回5安打3失点だった敵地でのジャイアンツ戦後、メジャーのオールスター戦への思いにも言及した。

開幕から5連勝を飾り3、4月の月間最優秀新人に輝くなど鮮烈な活躍を見せていたが、前回のメッツ戦では屈辱の4回途中3被弾10失点KO。この日のジャイアンツ戦は5回まで1安打無失点と快投を披露していたが、3点リードの6回に自身の暴投や4安打を集中されるなど3点を奪われて追いつかれ、勝ち負けはつかなかった。

メジャー1年目左腕は、ここまで15試合に登板し、7勝2敗、防御率3・07。チームトップタイの白星を挙げており、7月16日(同17日)にテキサス・レンジャーズの本拠地であるグローブライフ・フィールド(テキサス州アーリントン)で行われるオールスター・ゲームに選出される可能性は十分にある。

出場意欲について今永は「ここ数試合の成績を見れば、そこに値する選手かどうかというのは、自分としてはまだ分からない。これから先の数試合でオールスターに値する選手になることがカブスの成績にとっても大事だと思うので、そこを目指して頑張りたいです」と慎重に言葉を選ぶ。

再度、オールスターについて聞かれると「やはり、それが手に届くところにあるならば、目指さないと。一生あるかないかもしれない。もちろん、これから先も出られるような成績を収めることが大事ですけど、やっぱりチャンスがあるならつかんだ方がいい」と意欲も見せた。その上で「ただ、それは2番目の目標で、一番はカブスが勝つように投球をしていれば、おそらく近づいてくると思う。そこを一番はじめにはしないようにと気をつけている」と説明。フォア・ザ・チームのため自身が好成績を収めれば、その先に夢の祭典が待っていると信じている。

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