中国とオーストリアや米国との新たなパンダ保護協力は人々の友情を増進―中国外交部

中国野生動物保護協会は26日、オーストリアのシェーンブルン動物園と新たなジャイアントパンダ保護協力協定を締結したと発表しました。

中国野生動物保護協会は26日、オーストリアのシェーンブルン動物園と新たなジャイアントパンダ保護協力協定を締結したと発表しました。

中国外交部の毛寧報道官は27日の定例記者会見で同件について、「オーストリアのシェーンブルン動物園と米サンディエゴ動物園はいずれも世界に名だたる動物園だ。中国と両動物園のパンダ保護研究協力はいずれも20年を超え、豊かな成果を上げ、パンダ保護の研究水準の向上や民間の友好の増進に積極的に貢献している」と述べました。

毛報道官は、「中国とオーストリア、中と米国の新たなパンダ保護協力が、パンダの健康と幸せの増進、パンダなど絶滅危惧種の保護能力の向上、世界の生物多様性の保護の推進、国内外の人々の友情の増進に新たな貢献を果たすことを確信する」と述べました。

中国野生動物保護協会とオーストリアのシェーンブルン動物園が26日に正式に締結した協定によると、中国ジャイアントパンダ保護研究センターから10年間の保護協力を展開するために一つがいのジャイアントパンダをオーストリアに貸与します。オーストリアにいるジャイアントパンダの「園園(ユエンユエン)」と「陽陽(ヤンヤン)」は年内に帰国するとのことです。なお、ジャイアントパンダの「雲川(ユンチュアン)」と「シン宝(シンバオ。「シン」は「品」の「口」をすべて「金」に替える)」は今朝、チャーター便で米サンディエゴ動物園に向かいました。(提供/CRI)

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