【早出し】河川氾濫などに備え 鶴岡署が水難救助訓練

河川氾濫などの災害に備えて実施した水難救助訓練=鶴岡市羽黒町玉川・玉川ため池

 豪雨による河川氾濫などの災害に備え、鶴岡警察署(京野匡署長)が26日、鶴岡市羽黒町玉川の玉川ため池で水難救助訓練を行った。

 同署と県警機動隊、警備2課から約20人が参加した。基本的なロープの結び方やゴムボートの組み立て方を習得した後、大雨で川が氾濫し、孤立集落に高齢者2人が取り残された-との想定で訓練を行った。参加者は着岸可能な場所にボートを着け、「低い姿勢で乗り込んでください」などと声をかけながら高齢者役を引き上げた後、指揮隊と無線で連絡を取り合いながら約100メートル先に運んだ。事前に要救助者の場所を明かさないブラインド訓練も行った。

 同署の後藤治警備課長は「訓練を生かして災害発生時は関係機関と連携し、迅速な救助につなげたい」と話した。

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