【JFL第14節注目試合】滋賀はJリーグ参入へ集客好調も8位…上昇気流の青森をホームで撃破なるか

就任2年目の菊池利三監督が率いるレイラック滋賀[写真:©️Reilac Shiga FC]

6月30日、日本フットボールリーグ(JFL)第14節のレイラック滋賀vsラインメール青森が東近江市総合運動公園布引陸上競技場で開催される。滋賀はここがひとつのヤマ場だろう。

Jリーグ参入を目指し、菊池利三監督が率いる滋賀。

昨季は最終節を前にし、J3側との入替戦へ進む2位に浮上。しかし迎えた最終節・ヴィアティン三重戦、2-1リードの85分に同点とされ、ドロー決着で3位終戦という結末が待っていた。

J3参入要件となる諸々の課題はクリアしていると見てよさそうななか、今季はホームゲームの観客動員も好調で、第1節の4152人に始まり、ここまで計7試合で「1万6148人」を動員。現時点で“平均2000人”を上回っている。

ただし、チームの成績は奮わず。

第13節まで消化した段階で、5勝3分け5敗の8位。第9節で首位・高知ユナイテッドSCとのアウェイゲームに勝利し、今季初の2連勝としたが、第10節からまさかの4試合未勝利に。

また、アウェイでは1勝2分け3敗と、首位高知を撃破した以外に白星なし。その高知とは勝ち点「15」差、2位・FCティアモ枚方とは勝ち点「7」差となっている。

そんななか、30日にホームで青森戦。

滋賀と同じくJ3参入を目指す青森は現在6位。序盤戦のスロースタートが痛恨も、ここにきて8試合無敗としており、持ち前の堅守だけでなく、前節はヴェルスパ大分に4-0と大勝だ。

青森はソリッドな「4-4-2」を基軸に、今季6得点のブラジル人FWベッサ、187cmFW村上弘有による2トップが好調。チーム状態がぐんぐん上がるなかで滋賀に乗り込む格好か。

滋賀としては、ここがひとつのヤマ場。

是が非でも勝利が欲しいのは言うまでもなく、ここで勝ち点「1」差の青森を叩けば、順位で上回るだけでなく、他会場の結果次第で5位まで浮上することも可能だ。

首位高知の背中は遠いが、いったん隅に置き、まず目の前の1勝を。2位以下は勝ち点が詰まっていると言ってよい状態であり、滋賀も決してJ3参入が遠のいているわけではない。

“キッカケ”の1勝とできるか。

◆JFL第14節 滋賀vs青森
2024年6月30日(日) 13:00キックオフ
東近江市総合運動公園布引陸上競技場

◆JFL第14節 全日程
6月29日(土)
[13:00]
クリアソン新宿 vs FCマルヤス岡崎
ミネベアミツミFC vs 沖縄SV
[18:00]
Honda FC vs 栃木シティ
6月30日(日)
[13:00]
レイラック滋賀 vs ラインメール青森
FCティアモ枚方 vs ヴィアティン三重
[14:00]
高知ユナイテッドSC vs ブリオベッカ浦安
ヴェルスパ大分 vs 横河武蔵野FC
[15:00]
ソニー仙台FC vs アトレチコ鈴鹿

◆順位表
1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点33 | +17
2位 FCティアモ枚方 | 勝ち点25 | +4
3位 栃木シティ | 勝ち点23 | +6
4位 Honda FC | 勝ち点22 | +7
5位 ヴィアティン三重 | 勝ち点21 | +4
6位 ラインメール青森 | 勝ち点19 | +6
7位 沖縄SV | 勝ち点19 | +2
8位 レイラック滋賀 | 勝ち点18 | +5
9位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点17 | -2
10位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点16 | +1
11位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点16 | -2
12位 ソニー仙台FC | 勝ち点15 | -3
13位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点14 | -2
14位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -11
15位 クリアソン新宿 | 勝ち点10 | -15
16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点6 | -17

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