男鹿・湖東地区の「消防本部」集約へ 関係5市町村が協議会を設立 秋田

秋田県の男鹿地区と湖東地区の2つの消防本部の統合に向けた協議会が27日に設立され、関係する5つの市町村長が協議書に署名を交わして連携体制を確認した。

27日に潟上市役所で開かれた締結式には、男鹿市・潟上市・井川町・八郎潟町・大潟村のトップが出席し、協議書に署名を交わした。

これにより協議会が立ち上げられ、5つの市町村を管轄する男鹿地区と湖東地区の2つの消防本部の統合を目指す。

背景にあるのは、人口減少と財政の悪化だ。

1つの消防本部として業務を始めるのは2026年4月以降になる見込みで、今後、毎年4~5回の協議を重ねて、人員や消防設備の配置などを計画する。

男鹿・湖東地区消防広域化協議会の会長に就任した潟上市の鈴木雄大市長は、「市民の方々も広域化で不安に考える人もいると思うが、市町村を代表するわれわれがしっかり話し合いをして、『市民の生命や財産を守っていけるような体制をつくっていくんだ』と思ってもらえれば幸い」と理解を求めた。

協議会は、1回目の会議を7月1日に開催する。

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