SUPER EIGHT・横山裕 幸せなフェス「生きてるっていいな」「音楽っていいな」

 SUPER EIGHT・横山裕

 さいたまスーパーアリーナで、21日から3日間の日程で開催した「EIGHT-JAM FES」が終わりました!テレビ朝日でのレギュラー番組から生まれたイベントで、8組のアーティストさんに加え「EIGHT-JAMスペシャルバンド」という特別なグループとコラボさせてもらいました。

 15年から続く番組内でいろいろとご縁がつながり、すばらしいステージとなりました。やっていて思ったのは、本当にぜいたくな時間だなと。自分たちのライブというのもとても幸せな時間なんですけど、そこでは味わえないぜいたくさを感じました。いろいろな方とのコラボでは緊張もあったり、歌の力でぐっと感情的になったり。僕にとっては自分の感情がぐちゃぐちゃになった3日間でしたが「生きているっていいな」、「音楽っていいな」と思えるフェスとなりました。いろんなアーティストさんのファンがいる中で、お客さんも一つになって楽しもうとしていた。本当にそこに尽きますよね。

 フェスに向けての準備でいうと、他のアーティストさんとコラボするって実は大変なこともあるんです。そこの“土俵”に入るわけで、ミスは許されへん。ファンの方が見ている時間におじゃまさせてもらっているので、コラボではなく「ノーマルが良かったわ」と思わせてはいけない。そこはみんなプレッシャーを感じ、覚悟を持ってやっていましたね。でも終わった後にアーティストさんたちから「楽しかったよ」と言ってもらえ、スタッフさんもすごく喜んでくれた。自分たちでいうのもアレですけど、大成功だったんじゃないかなと思います。

 個人としては今月、出演していたドラマ「約束 ~16年目の真実~」の最終回が放送されました。これでフェスが終わればつかの間の休息、一段落…と思っていたら普通の仕事が忙しく、全然そんなことはなかったです。でもありがたいです。20周年にこれだけお仕事させてもらうとうれしいものです。

 先日は35周年のアニバーサリーを迎えた、東京スカパラダイスオーケストラさんとのコラボ楽曲「あの夏のあいまいME feat.SUPER EIGHT」が8月8日にリリースされることも発表となりました。フェスでも感じましたが、20周年のご褒美ですね。他にもいろいろ大きいことが待っています。今は20周年を無事に走りきりたい。後ろを振り向く時間なんてありません。

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