【独自】能登半島地震の募金箱を盗む「お客さまの気持ちまで盗むのは許せない」 商品窃盗後に再来店して持ち去る 札幌市

北海道・札幌市の無人販売店で、料金箱の横に設置された「能登半島地震の義援金」を集める募金箱を盗む男をカメラが捉えた。男は募金箱を盗む数分前に一度来店しており、袋いっぱいの商品を盗んだ後に再び来店して犯行に及んだ。店のオーナーは「気持ちを盗むのは許せない」と憤る。

商品を“袋いっぱい”盗んで退店した後に…

無人販売所に設置された能登半島地震の義援金を集める募金箱を盗む男を、店の防犯カメラが捉えた。

25日午後8時半頃、札幌市の餃子などを扱う無人販売店に赤いチェック柄の服にリュックを背負った男が現れた。

男は冷蔵庫を開けて商品を見ると、すぐに閉じ、今度は隣の冷凍庫を物色し始めた。

男は商品のジュースやお菓子を次々と取り出し、袋がパンパンになるまで詰め込むと、代金を支払わずに店を後にしていった。

再び来店して「募金箱」も盗む

約7分後、男は手ぶらで戻ってくると真っすぐ募金箱の方へ向かい、募金箱を机から剥がすように引っ張ると、隠すように抱えながら盗んでいった。

わざわざ2回に分けて商品と募金箱を盗んだ男に対し、被害にあった店のオーナーは、「商品だけでなく、お客様の気持ちの募金まで盗むのは許せない」と話した。

中には、募金された現金約3000円が入っていたとみられている。店は被害届を提出し、警察は窃盗事件として犯人の行方を追っている。
(「イット!」 6月27日放送より)

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