「県境またぎ広域で犯行か」空き家に侵入現金100円入り紙袋などを盗んだ疑いでベトナム人の男3人を送検 逮捕のきっかけは不審車両を見つけ職質 仙台

6月、仙台市内の空き家に侵入し、現金を盗んだなどとして逮捕されたベトナム国籍の男5人について、警察は県境をまたぎ広域に犯行に及んでいたとみて余罪などを捜査しています。

邸宅侵入と窃盗などの疑いで逮捕されたヌ・バン・ダット容疑者(27)らベトナム国籍の男3人の身柄は28日、仙台地方検察庁に送られました。

警察によりますとヌ容疑者ら3人は、すでに逮捕されている2人の男と、6月6日から20日までの間、仙台市泉区の70代の女性が所有する空き家に窓ガラスを割って侵入し、現金100円が入った紙袋などを盗んだ疑いが持たれています。

警察によりますと6月19日、隣県の県警から空き家を狙った窃盗事件の発生と犯人のものとみられる不審車両などについて情報提供がありました。翌日、警察官が泉区内の駐車場でこの不審車両を発見し、乗車していたヌ容疑者らに職務質問をしたところ、盗品が見つかったため逮捕に至ったということです。警察は5人が県境をまたぎ広域に犯行を繰り返していたとみて余罪などを捜査しています。

警察によりますと、今年1月から6月25日までの間に、空き家を狙った窃盗事件は県内でおよそ60件発生しているということです。警察が関連性を調べています。

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