福山市鞆町の「鞆未来トンネル」が貫通 全長2114m 2024年度中の利用開始目指す

貫通した鞆未来トンネル

 広島県福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画の廃止に伴う山側トンネル「鞆未来トンネル」が28日、貫通した。工事を進める広島県は今後、トンネル内の舗装や照明、水路などを整備し、本年度中の完成、利用開始を目指す。

 2022年12月に掘削を始めた鞆未来トンネルは全長2114メートル。県によると、住民や県市の職員たち約100人が見守る中、重機で岩盤を崩して直径1メートルほどの穴を開け、午前10時過ぎに貫通した。

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