鳥取１区選出の自民党・石破茂元幹事長が、９月に予定される総裁選挙に立候補する方向で調整に入ったことが分かりました。
地元・鳥取からは、期待の声の一方で、厳しい意見も…
関係者によりますと、石破氏は自民党総裁選に立候補したい考えを周辺に伝え、具体的な調整に入りました。
石破氏は、これまで総裁選について明確な態度表明はしていませんが、岸田総理が政権浮揚のために改造人事を行うのではないかと取りざたされた際には、「幹事長を打診されたとしても自分は断る」と周囲に話すなど、立候補に向けた意欲をにじませていました。
石破氏はこれまで４度総裁選に立候補していて、国民人気が高い反面、自民党の国会議員票を集められないことが敗退につながっていましたが、石破氏周辺は「今回は『選挙の顔』としての期待が高まっていて、議員の支持も集まるだろう」と話しています。
石破氏の動きをうけて、地元の反応は…
鳥取県民は
「やっぱり地元の方ですし、応援したい気持ちは強くあります。ずっと語っておられる地方創生、そこの具体性を持った部分というのを明確に示して、行動に移して欲しいと思う」
「頑張って欲しいです。鳥取県をもっと活性化していけたら地元民としてはうれしいので。なってもらえたら、いろんなことにお金を使ってもらってもっと豊かになるのではと期待しています」
「チャレンジは結構ですけど中身ですよね、出られてからの。それに期待を持てるか持てないか」
「ちょっと年齢層が高すぎるので、もっと若い人が出てきて欲しい」
自民党の総裁選には岸田総理が再選に向けた意欲を示しているほか、河野デジタル大臣もおととい麻生副総裁に立候補への意欲を伝えています。
石破氏が調整に入ったことで、「ポスト岸田」レースがさらに加速しそうです。
