重油流出の水田は5.5ヘクタール 燃料タンクから漏れる 所有のJA「真摯に対応」山梨・北杜市

JA梨北が所有するタンクから重油が漏れ用水路などに流れ出た問題で、重油の流出は31カ所の水田の計5.5ヘクタールに及ぶことが北杜市の調査で分かりました。

この問題は26日、北杜市高根町にあるJA梨北所有の燃料タンクから重油が漏れ、農業用水路に流出したものです。

タンクの水抜き用のバルブがなくなっていて、そこから重油が漏れていました。

JA梨北は何者かがバルブを外したとみて、警察に被害届を出しています。

一方、北杜市によりますと、現地調査の結果、重油が流出した農業用水路から取水する138カ所の水田のうち、31カ所の計5.5ヘクタールで重油が確認されました。

流入量は少なく、稲の生育に影響はほとんどないとみられます。

この問題を受けJA梨北は被害が最小限で済むように対応していくとしています。

JA梨北 水川秋人 組合長

「地域のみなさんに心配をおかけすることになり、大変申し訳なく思っています。今後は被害を最小限に食い止めるべく真摯に対応していきたいと思います」

今後はJA梨北の職員などが定期的に現地を見回り、農作物に影響がないかなどを確認するとしています。

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