「ゲームの映画化は質が悪い」Rockstar共同設立者が『グランド・セフト・オート』や『レッド・デッド・リデンプション』の映画化が実現しなかった理由を語る

「ゲームの映画化は質が悪い」Rockstar共同設立者が『グランド・セフト・オート』や『レッド・デッド・リデンプション』の映画化が実現しなかった理由を語る

発売日には経済にも影響を及ぼすと言われるほどの世界的ヒット作『グランド・セフト・オートGrand Theft Auto)』シリーズ、そして作品数こそ少ないものの『GTA』に匹敵する人気を誇る『レッド・デッド・リデンプションRed Dead Redemption)』シリーズですが、過去に映画化の話が持ち上がっていたことをRockstar Gamesの元共同設立者ダン・ハウザー氏が明らかにしました

声が見える...621...『アーマード・コア6』より「ROBOT魂

制作をコントロールできない

ダン・ハウザー氏はこれまでに映画化が実現していない理由について“Rockstar Gamesが映画制作に関してコントロールできない”ことを挙げるとともに、同社が数十億ドル規模のIPを持っておりリスクを取る意味もなかったと伝えています。Rockstar Gamesを所有するTake-Two InteractiveのCEOのStrauss Zelnick氏も、「もし映画化するなら完全なクリエイティブコントロールを持ちたい」と2019年のインタビューで語っていました

ゲームの映画化は質が悪い

また、もう1つの理由として当時は“ゲームの映画化は質が悪い”との認識があったとのこと。これはゲーマーの間でも同様の認識だったのではないでしょうか。ちなみに現在は「THE LAST OF US」や「フォールアウト」、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」などドラマ化・映画化の成功例が増えており、ダン・ハウザー氏も「今は時代が違う」と変化を認めています。

今のところ『グランド・セフト・オート』と『レッド・デッド・リデンプション』の映画化は予定されていませんが、いずれの作品も既存の映画をオマージュした要素が多いためもし実現するなら相当練り込む必要があるかもしれませんね。

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