中国国産大型旅客機「C919」、欧州認証取得に「一歩近づく」

香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)は24日、重要視されている中国国産大型ジェット旅客機「C919」について、国際認証取得の目標に近づいているようだと報じました。

香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)は24日、重要視されている中国国産大型ジェット旅客機「C919」について、国際認証取得の目標に近づいているようだと報じました。欧州の航空当局者と技術者からなる代表団が7月初めに中国に到着し、実地検査と認証手続きを開始する予定です。

消息筋によりますと、欧州航空安全庁(EASA)の職員が、C919の飛行シミュレーションに参加し、設計チームと協議し、中国民用航空局の担当者と会談する予定です。欧州代表団には、搭乗して間近で観察したり、製造元の中国商用飛機(COMAC)の組立ラインを視察したりして、詳細な検査を行う機会も与えられます。欧州規制当局がC919を特別検証飛行させる日程は現時点で未定ですが、今年後半か2025年初めに行われる可能性があるとのことです。

中国は、C919の国内での成功を受け、海外にも目を向けています。C919は2023年5月の商業運航開始以来、国内航空会社に6機納入され、国内4路線で約30万人の旅客を輸送しました。3大国営航空会社がそれぞれC919約100機を購入する契約を結んでいます。(提供/CRI)

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