「知らなかった」「これ本当に必要」 警視庁が冠水時の移動で足のけがを防ぐ便利アイテムを紹介

靴に入れて機能を加えられるインソール(写真はイメージ)【写真:写真AC】

梅雨前線の活動が活発になり、各地で土砂災害警報情報や大雨警報が発表されています。冠水などで濁った水で覆われた状態だと、足下に何があるか見えにくくなり、靴を履いていても危険な場合が。防災や日常に役立つライフハックを発信している、警視庁警備部災害対策課の公式X(ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)では、そうした状況でけがを防ぐ便利なアイテムを紹介。「知らなかった」という人も多く、話題になっています。

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冠水や洪水時の避難 「濁った水で足下に何があるかわかりません」

「みなさん踏み抜き防止用インソールをご存じですか?」

そんな書き出しの投稿で紹介しているのは、靴に入れるだけで釘やガラスなどを踏んでも、足に突き刺さらないよう防護する靴のインソール(中敷き)です。添えられた写真によると、一般的なインソールと見た目は変わりません。

通常のインソールでは、ガラスや鋭利な刃物などが刺さると貫通してしまうことがあります。一方、踏み抜き防止用インソールは、力を加えても穴は開かず、中敷き自体にも傷跡がほとんど残らないそう。

聞き慣れない製品ですが、ホームセンターのほか、作業服などを扱う店舗や通販サイトで購入が可能。釘やとがったものが多くある工事現場などで作業する人には、必須アイテムのようです。

雨による災害が増える時期。担当者さんは「今の季節、冠水や洪水等で避難するときは、濁った水で足下に何があるかわかりません。そんなときに足裏へのけが予防に役立ちます」と呼びかけています。

投稿には7000件を超える“いいね”が集まり、リプライ(返信)には「早速買います!」「防災リュックに入れておくと良さそう」「知らなかった……」「ガラス片や倒壊した木材などに刺さった釘や尖った金属片などがあると、足をけがして動けなくなるだけでなく、汚い水によって病気とかにかかったりする」などの声が。

また、引用リポストでは「これはひとつあると安心かも……!」「災害ボランティアに行くときは これ本当に必要」「使わないに越したことないけど、災害時にひどいけがを負わないためにも持っていて損はないと思います」といった声も寄せられています。

浸水をともなう水害などで避難するときには、足下に危険物が流れてくる可能性も。もしものときのためにこうしたアイテムを備えて、身の安全を守る行動を心がけたいですね。

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