【和歌山県議会】6月議会閉会・4億円余の補正予算案など可決

6月定例和歌山県議会は、最終日のきょう(28日)本会議が開かれ、物価高騰対策や電子処方箋の活用事業など、一般会計の総額でおよそ4億5500万円を増額する6月補正予算案をはじめ、提案された24件すべての議案を可決して、閉会しました。

成立した補正予算の主な財源は、国の物価高騰対策の地方創生臨時交付金が4億1100万円と大半を占め、県の一般財源からは3400万円を支出しています。

主な事業は、物価高騰対策では、飼料の高騰で大きな影響を受けている畜産農家に飼料の購入費用の一部を支援する事業に2億2326万円、同じく、養殖業者への飼料の購入費用の一部を支援する事業に1億2040万円をそれぞれ計上しています。

電子処方箋の活用・普及促進事業では、電子処方箋を導入する県内の病院や診療所、薬局での経費の一部を補助する事業にあわせて1億120万円を計上しています。

このほか、債務負担行為が設定され、県民文化会館や県立体育館・武道館、秋葉山()公園県民水泳場や紀三井寺公園など、公共施設の来年度(2025年d)からの指定管理者を決める手続きを行う事に伴う指定管理期間の予算や、ヘリコプターテレビの受信設備の再整備費用1億9千万円、県立伊都中央高校のエレベーター設置工事費用7300万円が承認されました。

また、関西広域連合議会議員の改選も行われ、自民党県議団の佐藤武治(さとう・たけじ)()議員と鈴木德久(すずき・とくひさ)()議員、谷洋一(たに・よういち)()議員、それに、公明党県議団の小川浩樹()(おがわ・ひろき)議員の4人が選出されました。

このほか、民間ロケット打ち上げ事業の円滑な実施に向けた環境整備を求める意見書案など5件すべてが、原案通りに可決されました。

和歌山放送では、きょうの県議会・最終日のもようを午後9時半から録音ダイジェストでお伝えします。

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