職務に必要な体力や技術を身につける警察学校 女性記者が警備訓練を体験 岡山

若い警察官が職務に必要な体力や技術を身に付けるための訓練を受ける警察学校。この警察学校の訓練をKSBの女性記者が体験しました。

(記者リポート)
「盾はジュラルミンでできています。6kgあるそうで、持ってみると……かなり重たいですね!」

岡山市にある岡山県警察学校です。現在、2023年の秋と2024年の春に岡山県警に採用された約90人の警察官が日々、逮捕術や法律などを学んでいます。

体験したのは警備の訓練。盾を使って身を守る方法を学びました。

(教官)
「頭上に。脇を絞ってください。軸足をしっかり。やられますよ」

その後は隊列を組んで走りますが、もちろん盾は持ったままです。

(記者リポート)
「どんどん盾が重くなっていきます。持ち変えるなんてとても無理です」

(訓練に参加した/椙原誠也 巡査)
「苦しくてしんどいのは人間なのであると思うんですけど、それでくじけてしまっては守れないので」

(訓練に参加した/能津彩乃 巡査)
「厳しい現場は多々あると思うので、体力的にも精神的にも厳しい訓練を経験できるのはすごくいいことだと思います」

岡山県警では近年、採用への応募者が減っていて、2023年度の応募者は過去10年で最少でした。県警は1人でも多くの人に警察官の仕事に興味を持ってもらいたいとしています。

(岡山県警察学校 教官/川嶋理桂子 警部補)
「同期との絆ですとか過去の自分を乗り越えて成長できる喜びというのは何物にも代えがたいと思いますので、夢に向かって頑張ってもらいたい」

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