巨人 大河俳優の山田裕貴が始球式に登場 巨人ユニで長野のバット持ち豪快フルスイング 父は元中日&広島の内野手「夢のようでした」

 始球式で打席に立ちバットを構える山田裕貴(撮影・佐藤厚)

 「巨人-広島」(28日、東京ドーム)

 俳優の山田裕貴が始球式に登場した。

 試合開始前に子どもたちが巨人のスタメン選手と一緒にグラウンドで守備位置に就くイベント「選手と守ろう On Your Marks(オンユアマークス)」が実施され、背番号7の巨人のユニホームを身にまとい、山田は打席に立った。「きょうはよろしくお願いします」とマイクであいさつすると、スタンドは大歓声。バットを持ち、構えると笑みを浮かべた。そして豪快なフルスイングを披露。スタンドは大きなどよめきに包まれた。

 「めちゃくちゃ貴重な経験をさせていただきました」と大感激。「野球をやっていた。(ここに)立てたらいいなと思っていた。夢のようでした」と目を輝かせた。

 山田は中日、広島で活躍した元プロ野球の内野手・山田和利氏を父に持つ。昨年のNHK大河ドラマ「どうする家康」では本多忠勝役を好演した。「父がこの世界にいたんだなと思いながら」と感慨深げだった。

 この日はアニメ映画「ULTRAMAN RISING」ナイターとして開催された。山田は主人公であるウルトラマンで野球選手のサトウ・ケンの日本語吹替声優を担当した。

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