【博多区】今年もあいつがやってくる…稲川淳二の怪談ナイト~怪談喜寿~

こんにちは!リビングふくおか・北九州Web地域特派員のユッチです。

みなさん怖いのお好きですか⁈私は子供の頃から怪談話や怪奇現象、背筋がゾクッとするホラーなど大好きでして、夏の風物詩と言えば心霊系を連想してしまいます!

そして怪談話となるとこのお方、稲川淳二さん!!今年も『MYSTERY NIGHT TOUR 2024 稲川淳二の怪談ナイト~怪談喜寿~』が開催されると聞き、福岡市博多区住吉にある住吉神社能楽殿で行われた記者会見に、心霊好きの地域特派員・みずぽんさんと一緒に出席してきました。

❝怪談家❞ 稲川淳二

ARTIST PROFILE

1947年8月21日 東京都渋谷区恵比寿生まれ 現在76歳

株式会社ユニJオフィース所属

桑沢デザイン研究所を経て工業デザイナーとして活動し、過去には専門学校や短期大学において立体構造の講師として教鞭をとる。1996年には、個人でデザインを手がけた「車どめ」が、当時の通商産業省選定のグッドデザイン賞を受賞。

元祖リアクション芸人として、そして怖い話を得意とする人気タレントとして茶の間を賑わせていた45歳の年に怪談ライブを始め、その反響の大きさに感銘を受けた稲川は残りの人生を“怪談家“として没頭することを決意する。自身の怪談を愛してくれる多くのファンの方々に失礼の無いようにと、片手間にではなく怪談を探求することを第一に考え、タレントとして多忙を極めた絶頂期、55歳の時に周囲の反対を押し切り、あらゆるレギュラー番組やドラマ出演から降板した。

2012年には、“MYSTERY NIGHT TOUR 2024 稲川淳二の怪談ナイト”の20年連続公演の偉業が認められ、八月十三日が「怪談の日」として制定された。(日本記念日協会)

また、昨今は怪談家としての活動のみならず、障碍者の子供を持つ親の見地から、バリアフリーや人権がテーマの講演会にも精力的に参加をしている。2021年からはパラアーティストの活躍の場を拡げる団体に助力し、『稲川芸術祭』と称する絵画作品コンテストを開催している。“MYSTERY NIGHT TOUR 稲川淳二の怪談ナイト”は、稲川が77歳の喜寿を迎える今年、32年目の連続公演となる。

主催者資料引用

福岡は思い入れのある特別な場所

全国の怪談ツアーで絶対に外せないのが福岡なんですよ!友人も多いし大好きな場所なんです。

こちらの能楽殿でやるのは楽しいし、年に一回、長いこと会っていない友人達が、福岡に住んでいるわけじゃないのにわざわざ来るんですよ。これも嬉しい!!

他の会場とは全く自分の置かれる位置が違うというか、赤の他人に話していると言うよりも、凄い近い人に話をしているような感じがするんですよね。この福岡の土地が持っている魅力があるのかな。

今年は8月で喜寿を迎える。四十四や七十七って昔から好きだった数なんですよ。

ツアーが始まったのは45歳から!こうした人の前で怪談を話すときにいくつがいいかというと、やっぱり歳がいってからの方がいい。

ふと思い返すと50年前の話もできるし、60年前の話もできないことはないし、その間に人生いろんなものを得ている。たくさん得ていないと、キャッチするものがないと拾えないんですよね。自分にポケットがないと怪談を掬えないんですよね。

それなりに私もいろいろ全県を見てきているから拾えるようになったし、修行ができましたよね。もしこの怪談ツアーというものをやらなかったら、ただの怪談好きのタレントですよね。

デビューした深夜放送で怪談ネタをやったのがとっかかりになったってことかな⁈

そんな全部の自分の想いが77歳になったときにみなさんにご報告できるかなと思ったのが唯一この会場(住吉能楽殿)!一番距離感がいいんですよ。

怪談が持っているものは事件のような乾いたものではなくて、怖いだけではない向こうにある人間の想いだったり、人間が作ってきた民俗学、生きるためのスタイルがあったりする。残酷な部分と明るい部分、生きる力もあれば生きなきゃならないキツさや辛さもある。そんなところに怪談って根ざしているわけです!

そう、熱く説明してくれた稲川さん。

年齢を重ねても理想や目標をしっかりと持ち、老いを感じさせません。時折冗談を交えて笑いを誘ってみたり、私たち取材陣一人ひとりに丁寧に向き合って話をしてくれたのがとても印象的でした。

今年は楽しい時間を過ごしていただこうと思っています

今年は「あぁ、これが怪談なんだなぁ」という話をしようと思っているんです。

怪談というと100年前、200年ぐらい前の話をするのかと思われるけど、そんな怪談話ではなく「あぁ怪談ってこうなんだなぁ」という楽しい時間を過ごしていただこうと思っているんですよ。

言い方を変えると居心地の良い怪談。怖いけどなんかおもしろい。怖いけどなんか惹かれてしまう。怖いけどなぜか楽しい!ワクワクする!!

この能楽殿は最高にライブ感あるんですよ。普通の舞台やステージは演じる側と見る側、わりと一方通行なんですよ。怪談はそうではなくてやり取りがあるんですよ。私は一対一の気持ちでやっていますからね。そうするとみなさんと気持ちが一つになってきて盛り上がる瞬間がある。

怪談話というより一つのお祭りなんです。年に1回の小さな田舎のお祭り。まさに77歳になる爺さんがやって来て「この夏も、あぁ爺さん元気だな」と思ってもらう。そんな状況でみなさんに聞いてもらいながらやり取りをしようと思っているんですよ。

今年はまさに怪談らしい怪談。。。でも怖いです。

命がけでやらせていただきますので、どうかひとつよろしくお願いします!

と意気込みを語ってくれました。

実際に怪談を間近で聞かせていただき、気が付くといつのまにか稲川ワールドにいざなわれていました。語り手と聞き手がひとつの空間で共有する空気感は格別です!!

6年ぶりの会場、住吉神社能楽殿とは?

社務所別館の南側に昭和13(1938)年に建築された福岡市指定有形文化財。改修工事が行われ昨年竣工しました。

表参道から進むと神社の境内図や目印となる立て看板があるのでわかりやすいと思います。ファンの方は朝早くから入口前に並ぶそうですよ。

国内に現存する希少な純木造能楽堂。音響効果にも優れ、劇場建築としても現代の演者から高く評価されています。

この場所での開催は6年ぶり!!公演当日は客席に座布団が敷かれます。

あれっ!!写り込んでるかも?

こちらは撮影を担当してくれた“みずぽんさん”が撮った1枚。

竹の絵柄の壁付近から橋掛かりの廊下の部分に、能楽師なのか⁈着物を着た女性?のような姿が!!

みなさんには見えますか?もしかしたら会場でお会いできたりして。。。

まもなく迎える32年目の夏

ツアーは7月13日を皮切りに11月10日まで全国37箇所50公演。今年は北九州市の『黒崎ひびしんホール』でも開催されます。

ゾッとする怖い話、不思議な話、やさしい話。。。語り手が伝えようとするストーリーの背景や景色に、聞き手として想像を巡らせてみてはいかがでしょうか。動画などでは伝わりきれない稲川節全開のライブで、恐怖と感動に体が震えるかもしれません!!

MYSTERY NIGHT TOUR 2024 稲川淳二の怪談ナイト~怪談喜寿~

【公演日時】2024年9月16日(月祝) 怪場15:00/怪宴16:00

【場所】 黒崎ひびしんホール 大ホール(北九州市八幡西区岸の浦2丁目1-1)

【料金】 前売り¥6,600(税込み) 当日¥7,000(税込み) 全席指定

【公式HP】 www.inagawa-kaidan.com

※黒崎ひびしんホール、北九州ソレイユホール、井筒屋小倉店、松田楽器店、北九州芸術劇場、ウェルとばた

チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスで好評発売中!

お問い合わせ 黒崎ひびしんホール ℡093-621-4566

MYSTERY NIGHT TOUR 2024 稲川淳二の怪談ナイト~怪談喜寿~

【公演日時】2024年10月11日(金) 怪場18:00/怪宴19:00

10月12日(土) 怪場17:00/怪宴18:00

10月13日(日) 怪場17:00/怪宴18:00

10月14日(月祝) 怪場17:00/怪宴18:00

【場所】 住吉神社能楽殿(福岡市博多区住吉3丁目1-51)

【料金】 前売り¥,6,600(税込み) 当日¥7,000(税込み) 桟敷自由席(整理番号有り)

【公式HP】 www.inagawa-kaidan.com

※スリーオクロック、チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスで好評発売中!

お問い合わせ スリーオクロック ℡092-732-1688(平日10:00~18:30)

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