警視庁公安部の男性巡査部長 停職1か月の処分に 女性の家に侵入しバッグを盗もうとしたとして逮捕 釈放され依願退職 警視庁

警視庁公安部の巡査部長の男性が先月、女性の家に侵入しバッグを盗もうとしたとして逮捕された事件で、警視庁はきょう、男性巡査部長を停職1か月の処分にしました。巡査部長はきょう付で依願退職しています。

停職1か月の処分を受けたのは、警視庁公安部・公安総務課の巡査部長の男性(32)です。

男性巡査部長は5月、東京・板橋区のマンションで女性の部屋に侵入したうえ、バッグを盗もうとしたとして住居侵入と窃盗未遂の疑いで逮捕されていました。

警視庁によりますと、男性巡査部長は今年の初め頃、女性宅の玄関ドアが無施錠だったのを見つけて以降、本件とあわせて5回にわたって、ドアを開けたり、玄関まで足を踏み入れたりしていたということです。

男性巡査部長は警視庁の調査に対して、「スリル感を味わいたかった」「酒を飲んで気が大きくなってしまった」などと話していたということです。

その後、女性からの被害届が取り下げられ、男性は今月18日に釈放され、きょう付で依願退職しました。

警視庁は、「警察官としてあるまじき行為であり、厳正に処分しました。指導・教養を徹底し、信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。

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