福士蒼汰が韓国の“ロマンス職人”と手を組む 共演のキム・ソンホ&コ・ユンジョンにも注目

福士蒼汰が、新たに制作が決定したNetflixの韓国ドラマ『この恋、通訳できますか?』に出演することが決定し、『海街チャチャチャ』のキム・ソンホ、『ムービング』のコ・ユンジョンとともにトリプル主演を務めることが分かった。

本作への出演を受け、福士は『愛の不時着』を手掛けたプロデューサーが代表を務める韓国の大手ドラマ制作会社「Triii Studio(ツリースタジオ)」と出演直契約を交わした。韓国の制作会社経由で日本人俳優がNetflixの韓国ドラマに出演するのは異例で、驚いた人も多かっただろう。

海外進出に果敢に挑戦している福士にとって、初の韓国ドラマ出演となる『この恋、通訳できますか?』で注目すべき点は何か。共演するキム・ソンホ、コ・ユンジョンらの魅力に迫りたい。

人気脚本家、ホン姉妹の新作に期待大!
『この恋、通訳できますか?』は、『還魂』『美男〈イケメン〉ですね』といったヒット作を世に生み出したホン姉妹(ホン・ジョンウン、ホン・ミラン)が脚本を手掛けることでも大きな話題となっている。

ホン姉妹といえば、“ロマンス職人”の異名もあるラブコメの名手。『還魂』では、人の魂を移し替える“還魂術”に翻弄される主人公たちの成長を、時代劇風のファンタジーロマンスとして描きあげた。IUとヨ・ジングが共演した『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』では、幽霊だけが泊まることのできるホテルを舞台に、オーナーとホテルマンの時を超えた運命の恋が描かれ、視聴者の涙を誘った。

『ストロボ・エッジ』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』など、恋愛映画の代表作を多く持つ福士と、韓国の“ロマンス職人”は一体どんなケミストーリーを見せるのだろうか。

さらにそこへ『最愛の敵~王たる宿命~』のユ・ヨンウン監督、そして韓国の敏腕ドラマチームといわれるコンテンツ制作会社IMAGINUS代表のチェ・ジンイと傘下の制作会社Triii Studioのキム・ジンイが加わることで、どんな相乗効果があるか、期待が高まる。

キム・ソンホ、コ・ユンジョンら注目の若手俳優が勢ぞろい
福士とトリプル主演を務めるキム・ソンホは『海街チャチャチャ』でシン・ミナの恋人役を爽やかに演じファンを魅了した。有名大学を卒業しエリート会社員だったが、ある事情で田舎町に移り住み「ホン班長」と呼ばれ、頼りにされる青年を明るく生き生きと演じた。笑うとえくぼが魅力的なキム・ソンホとシン・ミナは、このドラマで「えくぼカップル」と呼ばれ親しまれた。『この恋、通訳できますか?』では英語、日本語、イタリア語などを話せる通訳者を演じるとされているが、福士とどのように絡んでいくのか楽しみだ。

もう一人の主演、コ・ユンジョンは『還魂』で一躍注目され、昨年大きな話題となった『ムービング』では、どんなに大けがをしても回復する特殊能力を持つ高校生・ヒスを演じた。同じ特殊能力を持つボンソクを演じたイ・ジョンハが、初めてヒスに会った瞬間、あまりのかわいらしさに呆然とするシーンがあるが、コ・ユンジョンの透明感に心を奪われた視聴者も多いだろう。今回彼女が演じるのは世界的なトップスターということで、さらに美しさに磨きがかかることは間違いないだろう。

その他に『今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー~』で、毒親に泣かされながらもたくましく自分の道を切り開いていく優秀な看護師・ドゥルレを演じたイ・イダム、『捜査班長1958』で、イ・ジェフンの部下で怪力の若手刑事をはつらつと演じたチェ・ウソンの出演が決定している。

注目の若手俳優が勢ぞろいする本作で、どのようなドラマが展開されていくのか、今から配信が待ち遠しい。
(文=咲田真菜)

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