旭川いじめ凍死 黒塗りなしで文書公開した問題 遺族側が流出元の団体と代表者を刑事告訴するよう求める

旭川市でいじめを受けていた女子中学生が凍死し、調査報告書とみられる文書が非公表の部分も含めネット上に流出した問題で、遺族側は、市教委に対し流出させたサイトの運営側を刑事告訴するよう求めました。

3年前、旭川市内の公園で中学生の広瀬爽彩さんが凍死した状態で発見された問題。いじめについての調査を行った旭川市教委の第三者委員会がおととし公表した報告書は、遺族の意向で一部が「黒塗り」となっていました。

しかし、24日にいじめ撲滅を訴える団体がサイト上に報告書とみられる黒塗りのない文書を公開。団体は26日、旭川市教委からの要請を受けてサイトから文書を削除していました。

遺族側の弁護団は27日、この団体と代表者を刑事告訴するよう求める文書を市教委に提出しました。

市教委は、刑事告訴する方針で今後協議していくとしています。

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