【現場には血痕と男性のものとみられる楽天の帽子】70代男性が熊に襲われ顔に大けが…熊に遭遇したらどうやって命を守る?【福島県】

【あわや衝突…走行中の車の前に飛び出してきたのは“子熊”】ドライブ中に熊と遭遇…その時どうする?注意点は? 熊の目撃は過去最多のペース【中テレ投稿BOXニュース】

会津美里町で70代の男性が熊に襲われ、顔に大けがをしました。県内ではことしに入り熊の目撃件数が増えていて、警察なども注意を呼び掛けています。

■今野清楓 記者リポート

「男性はやぶから飛び出してきた熊に襲われたということです。」

現場は会津美里町上平の県道です。28日午前6時半頃、近くに住む70代の男性が道路を歩いていたところ突然、やぶから飛び出してきた熊に襲われました。男性は会津若松市内の病院に搬送されましたが、鼻の骨を折るなど重傷です。

■近くに住む人は

「それ(熊の被害)はないの。今までは」「相手(被害者)も知ってるから。山に入ると危ないって」

会津美里町は、現場周辺にわなを設置するなど対応にあたっています。県警によりますと、県内のことしの熊の目撃件数は、27日時点で303件と去年の同じ時期より94件増えていて、注意を呼びかけています。

今回の被害では突然、やぶから飛び出してきた熊に襲われたということで、もし、熊に遭遇してしまったらどうしたらよいか、県の自然保護課に聞きました。

①まず、熊と距離がある場合は刺激を与えないように熊のほうを見たままゆっくり後ずさりして逃げましょう。②障がい物となる木や岩などがあればその陰に隠れるようにしながら距離を取るようにしてください。③また、熊との距離が近い場合は「クマよけスプレー」などを持っていれば、吹きかけるのも有効です。④それでも襲ってくるような場合は致命傷となるような頭や首を両手で覆いながらその場にうつぶせになり命を守るようにしてください。夏になると山のエサが減り生活圏近くまで熊の行動範囲が広がりますので、今後も十分注意が必要です。

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