大きな夢を掲げた世界2冠の長身歌手・海蔵亮太

歌手の海蔵亮太が28日、東京都内で行われたギネス世界記録「音楽アーティストによるデジタルシングルの連続リリース最多週数」の認定授与式に出席した。

各メディアによると、海蔵は昨年4月からデビュー5周年企画で毎週配信の連続記録に挑戦。記録は今年4月に米の歌手、チャールズ・エステンの54週を抜いて記録を樹立し、28日現在で63曲を63週連続で配信中。今回は商品としての配信曲で、曲の長さは2分以上、7日以内に次の1曲をリリースするなどギネスの基準をクリアして達成したという。

現在も配信継続中で海蔵は「さらに記録を伸ばして、100曲を目指したい」と宣言した。

「海蔵はカラオケの世界大会で2016年には男性部門、翌17年にはデュエット部門で優勝するという並外れた歌唱力を持ち鳴り物入りで18年に歌手デビューを果たした。188センチの長身で、ビジュアルもイケている。2つの世界一の冠を引っ提げて、今後の海外進出もありそうだ」(音楽業界関係者)

配信した楽曲はオリジナル曲のみならず、カバー曲も多数ある。中にはちあきなおみの「喝采」、尾崎豊の「Forget-me-not」、森昌子の「越冬つばめ」、YOASOBIの「怪物」、ビートたけしの「浅草キッド」など新旧の幅広いジャンルを持ち前の歌唱力で歌い上げている。

連続20で配信したころに挫折しそうになったというが、「やり続けることの大切さと音楽が大好きだと改めて感じた」と気持ちを切り替え記録を達成。次の〝世界制覇〟については米音楽界最高の栄誉、グラミー賞を挙げ、「授賞式に立って英語でスピーチしたい」とスケールの大きな目標を掲げた。

しかし、その目標を達成できそうな、日本人歌手の中では希有な逸材であることを誰も疑わないだろう。そして、ギネス記録をどこまで伸ばすのかが注目される。

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