サップが転倒も 横浜・大岡川で安全航行の実証実験

横浜市の川で、水上バイクの安全な運航を目指し、引き波がカヌーなどの非動力船に及ぼす影響について検証する、実験が行われました。

横浜市の中心部を流れる大岡川で行われた実験には、市、県、消防、地元住民などおよそ80人が参加しました。

実験では、水上バイクが徐行から20キロ近くまで速度を上げて航行。
シーカヤックやスタンドアップパドルボード=サップの近くを通り、引き波の影響が検証されました。

大岡川の川幅は狭く、垂直の護岸になっていて、引き波が両岸で反射し合うため複雑な波になるということで、蛇行運転では体勢を崩して川に落下する人も。

警察庁によりますと、全国で去年7月から8月までに水難事故にあった人は568人で、そのうち4割以上の236人が、死亡や行方不明になっているということです。

大岡川川の駅運営委員会・柿澤寛副理事長
「大岡川でサップ・カヌーを楽しむ人たちに知ってもらうために、きょうのような検証実験をした。水上バイクの一部の人に高速走行がいるので注意してもらいたい」

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