高校生が描いた「原爆の絵」完成披露会 17回目を迎え、新たに16作品が生まれる

今年で17回目の取り組みです。高校生が被爆者の証言をもとに描く「原爆の絵」の完成披露会が開かれました。

広島市立基町高校で開かれた披露会には、製作した生徒16人と被爆者7人が出席し、完成した絵に寄せる思いを語りました。
「原爆の絵」の取組みは、2007年度から始まり、被爆者の体験の中で、強烈な印象を抱いた場面を高校生が8カ月かけ油絵にするものです。

初めて参加した被爆者の石橋紀久子さんは5歳のときに被爆。
その証言をもとに2枚の作品が完成しました。

【被爆者・石橋紀久子さん】
「とても感動したが悲しいです。一人でも多くの人が見て被爆の惨状を知ってほしいです」

作品は、8月6日と8月10日から28日まで広島国際会議場で展示され、その後、証言活動などで活用されます。

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