検察側が25人の証人尋問求める すすきの殺人・母親の裁判 弁護側「迅速な審理遅らせる行為」と批判

札幌すすきののホテルで頭部のない男性の遺体が見つかり親子3人が起訴された事件。検察側が母親の裁判で25人という異例の人数の証人尋問を求めていることがわかりました。

田村浩子被告は娘の瑠奈被告が殺害した男性の頭部を自宅に隠すことを容認したとして、死体遺棄ほう助などの罪に問われています。浩子被告については札幌地裁での審理が続いていますが、検察側が捜査に関係した警察官など25人の証人尋問を求めていることが関係者への取材でわかりました。

刑罰が比較的軽い「ほう助事件」で25人もの証人を請求することは異例の多さです。浩子被告の弁護人は「迅速な審理を遅らせる行為だ」と批判しています。札幌地検はこの件に関してコメントを出していません。

来月1日に行われる浩子被告の裁判では夫の修被告の証人尋問が行われる予定です。

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