香港・マカオから中国本土への携行免税持ち込み枠が大幅拡大…5千元→最大1万5千元

マカオとの主要な陸路の玄関口のとなる広東省珠海市の拱北イミグレーション施設(資料)=2023年9月本紙撮影

 中国財政部、税関総署、税務総局が6月28日に発出した公告によれば、香港・マカオから中国本土へ入境する満18歳以上の居民旅客に対し、域外で入手した個人使用の合理的範囲内の携行物品について、免税持ち込み枠が総額1万2千人民元(日本円換算:約27万円)相当になるとのこと。

 また、中国本土へ入境する際、イミグレーション施設内に免税店が設置されている場合、一定数の購入を認め、これを含めた免税持ち込み枠は総額1万5千人民元(約33万円)相当とするという。

 従来の免税持ち込み枠は5千人民元(約11万円)だった。

 なお、当措置については、来月(7月)1日から拱北や港珠澳大橋珠海側など6つのイミグレーション施設で先行実施し、再来月(8月)1日からすべてのイミグレーション施設の拡大するとした。

 マカオ政府は28日に声明を出し、当措置によりマカオのツーリズム消費の増につながり、より多くの中小企業に恩恵をもたらすとし、中央政府に対して感謝の意を示した。

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