自民島根、絲原幹事長が会長就任へ 細田会長は衆院島根1区補選の敗北で退く意向

絲原徳康幹事長

 自民党島根県連の次期会長に絲原徳康幹事長(76)が就く見通しであることが28日、複数の関係者への取材で分かった。7月3日の党所属県議らでつくる県連常任総務会を経て、6日の県連大会で正式に決まる見込みになっている。

 細田重雄会長(86)は、4月の衆院島根1区補選で党公認候補が野党候補に敗れたけじめをつけ、県連大会を最後に会長職を退く考えを示している。

 補選で敗れた元財務省中国財務局長の錦織功政氏(55)は次期衆院選への立候補を断念。県連は新体制で次期衆院選に向けた島根1区の候補者選定を進める考えで、役員人事が焦点になっていた。

 絲原氏は島根県議(仁多選挙区)を7期務め、2020年に幹事長に就任。保守分裂となった19年の知事選後の組織の融和に取り組んできた。

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