八甲田半径3km「入山規制」 相次ぐクマ被害受け6月28日から

青森市の八甲田で女性がクマに襲われ死亡するなど被害が相次いでいることを受けて、6月28日から国有林と登山道を入山規制することが決まりました。

27日に引き続き、市や県、それに国や警察などの関係機関が集まり非公開で開かれた会議で、入山規制のエリアや時期を決定しました。

入山規制は28日からで、クマが捕獲されていないため期限を決めず当面の間としています。

市によりますと、エリアは25日に女性がクマに襲われ亡くなった場所を中心に、観光施設や国道103号を除いた場所です。毛無岱などの登山道を含むエリアとなります。

また、捕獲や駆除を行うためのわなについては数や種類、場所について精査したうえでできるだけ早く設置するということです。

【青森市環境政策課 菊池朋康課長】
「今回の入山規制というものが広く浸透して、少しでも被害につながらないように、ここはぐっと我慢して自粛をして、近付かないようにしていただきたい」

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