【高校野球|注目校③東京学館新潟】連覇へ挑む夏-鉄壁守備と粘り強さで甲子園初勝利を目指す【新潟】

夏の高校野球新潟大会|注目校③東京学館新潟

7月5日に開幕する夏の高校野球新潟大会。今大会の注目校や選手をシリーズでお伝えしていきます。
3回目は、第5シードの『東京学館新潟』です。

去年夏、創部40年にして夏の新潟大会初優勝、そして甲子園初出場を果たした東京学館新潟。去年秋、今年春の大会でもベスト8となり、この夏も去年と同じく第5シードから虎視眈々と連覇を狙います。

去年の甲子園を経験した3人が中心のチーム。センターラインの守備からリズムを作り、終盤で勝ち切る野球を目指します。主将は、去年夏の決勝で劇的なサヨナラヒットを放った森田。ショートで3番。連覇を目指すチームを引っ張ります。
■森田蒼生主将
「後半の粘りは他のチームよりも力を入れてやっている。とにかく前半耐えて後半に自分たちの力を出し切りたい。」

その森田と鉄壁の三遊間のコンビを組むのが松浦。去年の甲子園が自分を大きく成長させたと語ります。
■松浦翼選手
「試合では緊張するが甲子園が経験できたからこそ、自信を持ってプレーできるようになった。今年は連覇を狙ってやってきたので、目標に向かって全員で頑張りたい。」

外野の司令塔はセンターの神保。打線では5番を担い、攻守ともに「攻め」の気持ちを前面に押し出します。
■神保我心選手
「打撃の中軸としてランナーを返す役割をしたい。守備のチームなので後半での守り抜く粘り強さを意識している。」

エースナンバーを背負うのは、小柄なサウスポーの朝妻。春の県大会準々決勝・日本文理戦では、強力打線を相手に7回まで無失点に抑える好投を見せ、自信をつけています。
■朝妻渚斗投手
「自分の強みは、コントロールと伸びのあるストレート。自分がもう一度エースになって、このチームを甲子園に連れて行きたい。」

その相棒としてマスクをかぶる本間。朝妻とは小学校からのチームメイトです。
■本間一捕手
「(朝妻は)球速以上にバッターの手元で伸びる。小学校の時からのコントロールが武器なので、自分がうまくリードしていけたらいい。ここまで一緒にやってきた分、最大限に持っているものを出してあげられるように自分がサポートしていきたい。」

旅川監督がチームに求めるのは「球際の強さ」。勝利まであと一歩だった去年の「甲子園」で、実感したといいます。
■旅川佑介監督
「際の部分は、技術的なこともあれば精神的な気持ちの部分がかなり出るプレー。ミスをしない打つところで打ち切る、守る所で守り切ることが要所で見られた。そこまで持っていって甲子園に行きたい。」

「球際の強さ」をとことん追求し、夏の新潟大会連覇、そして2年連続の甲子園出場で初勝利を目指します。
■森田蒼生主将
「去年(新潟大会優勝を)獲っているというのもあり、連覇は自分たちにしかできないことなので狙っていくのと、甲子園で1勝すること責任を果たしたい。」

© 株式会社新潟テレビ21