前線の活動が活発になった影響で静岡県内は6月28日未明から雨となり、西部と中部では線状降水帯が発生したほか、磐田市の敷地川周辺では一時「緊急安全確保」が出されました。敷地川の28日夕方の様子を中継で伝えます。
落合健悟 記者:
こちらは去年(2023年)とおととし(2022年)、大雨によって堤防が決壊した敷地川です。
雨はさきほど弱くなったのですが、午後5時現在また少し強くなっています。
先ほどは磐田市の草地市長も現場の確認に訪れていました。
土のうが積まれた部分の先が以前決壊した場所ですが、護岸工事はまだ完了しておらず心配そうに見つめる住民の姿も見られました。
ここ、磐田市の敷地川周辺では氾濫の恐れがあるとして、さきほどまで警戒レベル5の「緊急安全確保」が出され、消防団も見回りをしていました。
磐田市消防団・鈴木大暉 分団長:
周りの住民もそうだと思うんですけど、いまだに(護岸工事が)完成に至っていなかったものですから不安で。ここの分団は一番この場所に近いものですから、歩いて来れる距離なのでかなり様子が気になったものですから確認しに来ました
落合健悟 記者:
県袋井土木事務所によりますと、こちらの護岸工事の完了は7月中旬を予定していますが、雨の影響でさらに工期が遅れる可能性もあるということです。