前線の影響で、28日の山梨県内は広い範囲で雨となりました。
峡南では降り始めからの雨量が100mmを超えたところもあり、道路の通行止めのほか鉄道や学校にも影響が出ました。
前線を伴った低気圧が東日本を東に進み、県内は28日広い範囲で雨となりました。
28日の降り始めから午後5時までの降水量は、南部で101.5mm、河口湖で71.5mm、甲府で56.0mmなどとなりました。
記者: 「倒木の影響で通行止めとなっていた須玉町の県道23号です。木が根元から倒れていることが分かります」
北杜市須玉町の県道では、車線をふさぐようにして木が倒れました。
太さ約30cm、高さ10m以上の木で、雨で地盤が緩んだことで倒れたとみられます。
地元の業者が木の撤去作業などを行いましたが、この倒木で路線バスが1時間ほど遅れて運行するなど影響が出ました。
また、雨量規制で身延町と富士河口湖町をつなぐ国道300号と南部町の国道469号が全面通行止めとなったほか、鉄道はJR身延線が、特急ふじかわ4本を運休、または部分運休としました。
学校関係では、早川町の3つの小中学校が終業時間を早める措置をとりました。
県内は28日夜遅くまで雨が降る見込みで、甲府地方気象台は中・西部は28日夜遅くまで土砂災害や河川の増水に注意するよう呼びかけています。