新興EVメーカーの合衆新能源汽車、香港上場へ

新興EVメーカーの合衆新能源汽車、香港上場へ

第44回「バンコク国際モーターショー」の会場に展示された哪吒汽車のスポーツタイプのスマートクーペ「哪吒S」。(2023年3月22日撮影、バンコク=新華社記者/王騰)

 【新華社北京6月28日】中国の新興電気自動車(EV)ブランド「哪吒汽車(Neta)」を展開する合衆新能源汽車はこのほど、香港取引所に上場申請書類を提出した。

 目論見書によると、同社の売上高は2022年の130億4970万元(1元=約22円)から23年には3.9%増の135億5470万元に上昇した。粗利益率はマイナス22.5%からマイナス14.9%となり、改善しつつある。

 今年1~5月の輸出台数は1万6458台で、新興メーカーの首位に立った。世界の同社製EVの保有者数は42万人を超え、30カ国・地域に広がる。22年以降の累計輸出台数は3万5千台に上り、東南アジア諸国連合(ASEAN)市場の開拓を続け、南米市場に進出し、中東およびアフリカ市場を開発する海外進出戦略は一定の成果を収めており、グローバル展開を加速させている。

 同社は今年上半期(1~6月)、タイ、インドネシア、マレーシアに工場を設立するとともに、南アジア地域で同社初となる現地組み立てプロジェクトも進めているという。

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