警戒レベル3となった想定…活火山でもある『白山』で噴火に備えた訓練 安否不明者いた場合等の手順を確認

来月1日は白山の山開きの日でもあります。
活火山でもある白山。28日は噴火に備えた訓練が行われました。

秋末キャスター:
「夏山開きを来月に控えた白山。きょうは噴火警戒レベルが3の入山規制に引き上げられたという想定で訓練が行われます。」

市ノ瀬ビジターセンターで行われた訓練。
県や白山市の職員、消防隊員などおよそ30人が参加しました。

職員:
「本日、午前10時に気象庁より噴火警戒レベル3入山規制が発表されたため10時5分に火口から4キロの範囲を警戒区域に設定しました」

噴火警戒レベル3は居住地域の近くまで重大な影響を及ぼす噴火が発生、もしくは発生すると予想される場合。
まずは登山道に続く道路の通行を規制します。

秋末キャスター:
「登山者にはこのようにエリアメールを送信して下山を促します。」

白山に登る際は、条例で登山届の提出が義務付けられています。
その登山届に書かれた連絡先にこのようなメールが送信される事になっています。

ビジターセンターでは、下山した人の名前などを確認。
その上で、今回は、安否不明者がいるという想定の訓練も行いました。
安否不明の人がいた場合、その情報を県庁で集約し、安否不明者リスト作成、公開までの手順を初めて確認しました。

危機管理監室 荒木浩一(あらきこういち)次長:
「まず登山届というのものをご提出いただきたい。連絡先や登山のルートを記載していただくことになっておりますので、これをもとに登山者の下山を確認したり連絡をつけたりということができるようになります」

登山届はスマホからも提出が可能だということです。

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