パリオリンピックの代表選考も兼ねた陸上の日本選手権が新潟市で開かれています。新潟に“ゆかり”のあるやり投げの北口榛花選手や陸上・中長距離のエース田中希実選手などが28日登場します。
(リポート)
「きょうは涼やかな風が吹いてくるんですが、ここデンカビッグスワンスタジアムでは熱い戦いが繰り広げられています」
熱き戦いを見に来た人は―
〈訪れた人〉
「きょう田中(希実)選手と北口(榛花)選手、それだけ見にわざわざ」
Q)どちらから?
「富山から、250キロ走ってきました」
〈訪れた人〉
「いま桐生(祥秀)選手がいたんですが写真撮ってもらいました。桐生選手9秒台出してもらえたらと。そこからパリオリンピックのチケットを頑張って取って優勝してもらいたい」
6月27日、新潟市で開幕した陸上の「日本選手権」。
パリオリンピックの代表選考も兼ねた熱き戦いが繰り広げられます。
女子1500メートルに出場したのは中長距離のエース田中希実選手。5000メートルに続く2種目目の代表へ。圧巻の走りで予選2組をトップでフィニッシュ。
28日の決勝で参加標準記録を突破して優勝すれば、この種目でのオリンピック代表が決まります。
〈女子1500m 田中希実選手〉
「自分との勝負ということでラスト1周は頑張れましたし、決勝種目も増えてくるのでたくさんのお客さんに見てもらいたい」
一方、男子ハンマー投げではサトウ食品新潟アルビレックスランニングクラブに所属する中川達斗選手が自己ベストを超える記録で初優勝しました。
〈アルビRC 中川達斗選手〉
「普段からお世話になっている新潟県という土地の日本選手権で優勝できたのはうれしい」
さらに、28日午後、「円盤投げ」が行われ、同じアルビランニングクラブの郡菜々佳選手が大きな“投てき”。3回目で58メートルを超え、2年ぶりの優勝を果たしました。
郡選手は「砲丸投げ」にも出場します。
そして、このあと登場するのはやり投げの世界女王・北口榛花選手。実は北口選手、2歳まで南魚沼市に住んでいました。
〈幼い北口選手を知る人〉
「この辺にマット敷いてまだ小さかったのであんまりハイハイしたりはしないでどちらかというと寝ていた」
南魚沼からも熱い声援が送られます。
〈幼い北口選手を知る人〉
「やっぱり金メダル見たいです」
「北口選手オリンピック頑張ってください」
新潟で弾みをつけて“パリ”へ…
世界へつながる戦いから目が離せません。