田中希実が1500mで5連覇達成!4分1秒44でパリ五輪の切符をつかむ 陸上日本選手権

◇第108回日本陸上競技選手権大会(28日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

女子1500メートルでは、田中希実選手(New Balance)が、4分01秒44のタイムで大会5連覇を達成。パリ五輪参加標準記録(4分02秒50)を突破し、1500メートルでの2大会連続の五輪出場が決まりました。

1周目はおよそ63秒で通過。ペースメーカーの後ろにぴったり着いてレースを展開、2位集団を引き離します。2周目もおよそ64秒のラップタイムを刻むと、残り1周もペースを落とさず、4分01秒44のタイムで1着フィニッシュ。大会5連覇を達成し、パリ五輪参加標準記録を突破。この種目2大会連続の五輪の切符をつかみました。

田中選手は今大会、800メートルとすでにパリ五輪出場が決まっている5000メートルに出場予定。4日間で最大5レースに臨みます。

また2位は4分11秒03で井手彩乃選手(資生堂)、3位は4分11秒62で樫原沙紀選手(エディオン)が入りいずれも自己ベストを更新。4位には東京五輪代表の卜部蘭選手(積水化学)が4分12秒39で続きます。高校生で決勝に残った16歳のドルーリー朱瑛里選手(津山高2年)は4分18秒16で7位と健闘しました。

▽結果トップ3

1位 4分01秒44 田中希実(New Balance)

2位 4分11秒03 井手彩乃(資生堂)

3位 4分11秒62 樫原沙紀(エディオン)

© 日本テレビ放送網株式会社