弁護士との電話制限 二審も北海道側敗訴 札幌高裁

札幌高裁

 覚醒剤取締法違反容疑で道警の警察官が任意同行を求めた際、弁護士との電話を制限したのは違法だとして、札幌市の50代男性と野田晃弘弁護士(札幌)が道に慰謝料など計160万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が28日、札幌高裁であった。佐久間健吉裁判長(小河原寧裁判長代読)は、道警の対応を違法として計16万円の支払いを命じた一審札幌地裁判決を支持し、道側の控訴を棄却した。

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