巨人 阿部采配がシビれる 前夜サヨナラ被弾のケラーを1点リードの八回投入 上本のバット粉砕し無失点で期待に応える

 5回、同点打を放った吉川(右)を笑顔で迎える阿部監督(撮影・佐藤厚)

 「巨人-広島」(28日、東京ドーム)

 巨人のカイル・ケラー投手が前夜のリベンジを果たす投球を見せ、リードを守ってバトンをつないだ。

 1点リードの八回からマウンドに上がった右腕。前夜、DeNA戦に登板し宮崎にサヨナラアーチを浴びてしまった。それでも阿部監督は期待を込めて勝ち負けを左右する場面で投入した。

 1死から安打を許し、自らの牽制悪送球で得点圏に走者を背負ったが、後続を斬った。2死から対した上本には内角直球でバットを真っ二つに粉砕。自信を取り戻すような投球で、先発の戸郷も笑顔で出迎えていた。

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