被災地から発信続ける…西日本豪雨6年を前に倉敷市長が会見 9月に市内一斉地震対応訓練を実施【岡山】

災害関連死を含め岡山県内で95人が亡くなった西日本豪雨から2024年7月6日で6年を迎えるのを前に6月28日、倉敷市の伊東市長が記者会見し、今後も防災活動や被災地のにぎわい創出に取り組む考えを示しました。

(倉敷市 伊東香織 市長)
「被災直後から頑張ってくれた住民の大変な努力、そして多くの人の支援によってここまでくることができた」

6年前の7月6日に発生した西日本豪雨。岡山県内では災害関連死を含め95人が死亡、最も被害が大きかった倉敷市では、約6000棟が浸水などの被害を受け、75人が亡くなりました。

市では、被災者の支援や町の復旧復興に取り組み、2024年3月には小田川合流点付け替え事業が完了し、ハード面での整備が一つの節目を迎えました。

28日の会見で伊東市長は、この災害の経験を教訓として災害に強いまちづくりに生かし、被災地からの発信を続けていく考えを示しました。

(倉敷市 伊東香織市長)
「本当に大きな災害を経験したからこそ、この経験と教訓を絶対に、これからに生かしていかなければいけない」

また伊東市長は、市民の防災意識を高めるため、24年9月26日に市内一斉の地震対応訓練を初めて実施することを明らかにしました。

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